人形供養とは五月人形や雛人形などを供養する事であり、特に子供の健やかな成長を願うための五月人形や雛人形は子供の厄を身代わりに受けるという意味合いがありますので、兄弟間での使い回しはしませんし、飾らなくなったからと言って誰かに差し上げるということもしないという昔からの決まりになっています。
人形は「ひとがた」と読む場合には、人の形をした白い紙に自分の名前や歳を書き、息を吹きかけて自分の身体を撫でて穢れを移したものをお祓いしてもらうのが歴史的な大祓(おおはらえ)の行事なのです。
人形には人の厄や災難を代わりに受けるという大きな役目がありますので、役目が終わった時点で子供が無事に成長した事への感謝の気持ちを込めてお焚き上げを利用することがよろしいのではないかと思います。